Philosophy

モノをモノとして捉え、人を人として見ている限りは、モノと人との間に横たわる溝は埋まらないと考えています。 人の琴線に触れる建築を目指して、そしてその先にある本質、普遍の真理へとつながることを探求しています。
美しさとは見えているものの奥にあって感じるもの。つながる建築を。

  • 予防医学的、代替療法的な建築 >

    幼い頃、メディアを通して見た建造物の美しさに魅了されこの仕事に携わることとなりました。
    建築は人に語りかけ、人の心を動かす力を持っています。“建物”の何がそうさせているのか、 フォルム、思想、歴史、文化、技術力、自然調和、時代の必要性・・・?その答えが知りたくて、今も探求し、 答えを求め続けています。

    建築の持つ力を想うと、建築で人を癒すことも可能ではないか?
    と考えるようになり、人を癒す建築の可能性を 求めるようになりました。

  • 英国オーラソーマ社の色彩療法 >

    “dis−ease”心が安らげない状態。それがたった一つの本当の病気(disease)と 考えている英国オーラソーマ社の色彩療法をとり入れる試みをしています。

    色=光の波長。音楽も人間も波長の存在・・・・。波長の存在である私達は、知識がなくても、 色を波長として 捉えています。人は無意識にその人に必要な色を選んでいます。 目や肌から意識的に色の効果をとり込む事も、心と体のエネルギー補強として、とても大切なことと考えていますが、 同じ色でも人によって受け止め方が違い、その人自身でしか体験できない心の波動に同調する色として色を考えるとき、 その色の語る言葉にとても興味があり注目しています。

    理性を超え人の気持ちを表現することがものづくりの一つの原点だとしたら、色を通して触れられる、ひとりひとりの 潜在意識、神秘。建築の美しさを考えるとき、それが生命力にあるとすると、人間も建築も未知の可能性という目に見えない領域に、 その美しさは秘められていると考えています。

  • 恋する空間 >

    女性として願うこと。常にそこで過ごすことで、女性として美しくなってゆく、美しく見える空間であるということ。 自分と向き合える時間を持つこと、多忙な日々の中に非日常を味わうこと、何気ない日々にふと神聖さを感じること、恋をすること、 女性が綺麗でいられるために必要な要素だと考えています。

    人類史上、前例のない、女性が社会進出を果たし、男女とも苦労し答えを求めている時代と言われている中で、女性として 美しく生きられる環境は、皆にとって、大切な事ではないかと考えています。
    家庭を守る女性、シングルウーマン、キャリアーウーマン、それぞれの女性の美しさ、魅力を引き出す建築を心掛けています。

  • 歴史を越えて愛されるということ >

    今から50年くらい前。フランスの建築評論家、ピエール・シュナイダーはこう述べました。
    「建築家が今日取りうる最も急進、前衛的な立場は建設することを完全に拒否する事」

    建築に携わる者の担う責任“成熟した街並み”の答えはずっとみつからないまま、今でも建物は建ち、 見慣れた風景がどんどん変わってゆきます。建築は一方的に発信する社会的に危険な要素を帯びた芸術。 そして、作る時も壊す時も莫大な労力、材料、お金を消費してしまうもの。人の心の拠り所の風景として、 地球環境からも、安価や流行に走らない、アンティークになり得る建築、歴史を越えて愛される質の高い建築を提案してゆく義務を感じています。

    大地を傷つけない可動の建築や建築の財産的価値を下げずに、自給自足、住宅をもとに完結できるような建築様式、治癒機能を持つ建築。 建築の新しい可能性を求めながら、アンティークになる建築を目指しています。